- コラム
親の遺産を見つけるコツ
親の遺産を見つけるのは大変!
親が亡くなって、いざ相続手続きをしようとする時、親の遺産(相続財産)を見つけるのは大変です。
特に、親と同居していない場合などは、普段から何をどこにしまってあるかなんて、分かるはずがありません。
それでも、預金通帳などを探し出さなければ相続手続きができませんし、もし預金通帳があるのに見つけ出すことができなければ、その遺産(相続財産)は眠ったままになってしまいます。
いざ相続に直面したときに困ることのないように、「親の遺産の見つけ方のコツ」をまとめてみました。
相続手続きをされるときの参考になれば幸いです。
思い当たる金融機関に問い合わせする
きっと銀行の預金通帳などは皆さん持ってらっしゃるはずです。
しかし、確かにあるはずの親の預金通帳が見つからないということもよくあります。
その場合には、思い当たる金融機関を訪ね歩いて、口座があるかどうか問い合わせしてみましょう。
といっても、ただ行っても教えてくれるはずがありません。
次のものを用意して問い合わせてみましょう。
【問い合わせのために用意するもの】
- 親が死亡したことを証明できる戸籍謄本
- 親とあなたが相続関係にあることがわかる戸籍謄本
- あなたの身分証明書(運転免許証など写真入りの公的証明書)
相続手続きのためであれば、一定の手続きを経れば、金融機関が預金口座の有無について教えてくれます。
金融機関からのダイレクトメールや景品から推測する
金融機関にある程度の目星をつけるため、金融機関から届くダイレクトメールや、金融機関からもらってくるメモ帳やタオルと行った景品をチェックするという方法もあります。
こういうところから、財産の預け先を推測するわけです。
生前に使っていた手帳・日記帳などを見る
財産の預け先などのヒントになることが書かれているかも知れません。
パソコンや携帯のデータ・メール
パソコンのデータやメールを念入りに調べてみましょう。
几帳面な方であれば、データの中に、財産目録的なファイルがあるかも知れません。
メールの中に金融機関からのメールがあるかも知れません。
また、インターネットの閲覧履歴などを見てみると、金融機関のホームページへのアクセスがあるかも知れません。
こうしたものをヒントに、財産の預け先を推測し、どこに問い合わせをするかの目星をつけるのです。
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