老いじたくは歳を重ねてからするもの。そう思い込んでいませんか?
イソップ寓話の「アリとキリギリス」は、将来への備えを怠ると、その将来が来たときに困るという教訓で有名です。
この教訓は、「老いじたく」にも活かせます。 自由に生きたキリギリスですが、もし「老いじたく」をしていたなら、まだまだ大好きなバイオリンの演奏を楽しめたはずです。もしかしたら、家族と一緒に演奏するという新しい楽しみを見つけられたかもしれません。 そしてこの世を去った後も、家族が「お父さんは、大好きなバイオリンを楽しみ続けられて幸せだったね」と、子は明るい想い出で回想しながら、父から受け継いだバイオリンで家族とともに演奏を続ける幸せを得られたのではないでしょうか。