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遺言書の内容、本当に実現できますか??

あなたが書いた遺言書の内容が、本当に実現できるものかどうかを注意深く確認しましょう。

なぜ実現できるかを確認する必要があるのでしょうか。
それは、いくら遺言書に残しても、それが実行できなければ意味が無いからです。

遺言書の内容が実現できるか確認

遺言書に残しても、実行できないってどういうこと?

例えば、「一筆の土地を分筆して長男と次男で分ける。」という内容の遺言書を残したとします。
しかし、土地は、近隣の方の同意がなければ分筆できない場合があります。

もし、土地を分筆するにあたり、その同意を得られなければ、この遺言書は実現できないことになってしまいます。
確実に遺言書の内容を実現できるように、このようなケースでは、事前に近隣の方の同意を得て、土地の分筆登記をしておいた方が良いでしょう。

遺言書で土地を分ける

その他の例としては、相続させる金額を明示した遺言書を残す場合です。

「長男には1,000万円、次男には500万円を相続させる。」という内容の遺言書を残したとします。
この遺言書を残したときには、それだけの預貯金があったということでしょう。

しかし、もし将来的に介護が必要となり、有料老人ホームに入居しなければならなくなったとすると、多額の入居一時金が必要となり、その預貯金を使わなければならなくなることも考えられます。
その他にも大きな支出があるかも知れません。
その結果、預貯金が1,500万円に満たなくなれば、この遺言書は実現できないことになってしまいます。

その場合でも、遺言書を書き直すことができれば問題は無いのですが、もし認知症にかかっていれば遺言書の書き直しをすることもできません。
確実に遺言書の内容を実現できるように、このようなケースでは、遺言書には相続させる金額を示すのではなく、相続させる割合を示した方が無難です。

せっかく残した遺言書が台無しになってしまわないよう、自分が残した遺言書が実現できるものかどうかを確認しておきましょう。

 

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